セルマー スーパーアクション80 シリーズ2 テナーサックス 買取りさせて頂きました!
今回はセルマーのテナーサックス スーパーアクション80 シリーズ2 の52万番台を買取りさせて頂きました!
しかもシルバー仕上げの管体です。音は硬くエッジが丸く、まさに「ジュビリー前のシリーズ2」らしさがよく出ている個体です。
サックス買取ラボふくおかには、セルマーのシリーズ2 前期モデルが多く集まる事もあり、一度シリアルごとの試奏も動画でyoutubeにアップしたのですが、今回の52万番台はジュビリー前モデルの中でも「中期」にあたる見た目の特徴を持っています。
個人的には55~56万番台から初期モデルとは違う音志向に移行し始めると感じているので、この52万番台は外観上の特徴は「中期」にあたるものの、音は「初期」モデルと同じ音志向だと感じました。
冒頭にも書いた通り、「硬く、それでいてエッジの丸い音」は、まさに以前のセルマーらしい音が好きな方にはたまらない雰囲気です。
現在のセルマー機との音の違いは、現行のジュビリーモデルと吹き比べると良くわかります。
この「以前のセルマー」はデメリットとして「息の抵抗が強く、ふきこなせるまでに時間がかかる」といった特徴がありましたが、中古として手に入る現在ではいい具合に吹き込まれている個体が多く、しっかりと調整されているものを見つければこのデメリットを感じないまま硬くエッジの丸いこの独特な音を愉しむ事が出来ます。
個人的には、セルマースーパーアクション80 シリーズ2を購入の選択肢に入れる時は、現行のシリーズ2 ジュビリーだけでなくジュビリー前モデルの「初期」「中期」モデルも探して吹き比べる事をおすすめします。
この頃のシリーズ2を吹けば、はっきりとシリーズ3とのキャラクターの違いを実感できます。それを踏まえた上でどの音が好みか考えるのがベストです。