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簡単な音楽理論 ~コードに対応するスケール練習① メジャー・セブンス~

│ 2016年4月26日 │ カテゴリー: サックスの音楽理論シリーズ

サックス演奏で避けて通れない、というか一番の醍醐味は「アドリブ」です。
アドリブとは、与えられた小節の中で、あらかじめ決められたメロディや旋律ではなく、その場で思いついたメロディを
自由に演奏する、というものです。

自由に、といっても完全にテキトーでは曲に合わず、はずれた演奏に聞こえてしまいます。

そこで、普段から曲の構成についてのルール(理論)をある程度勉強する事が必要になってきます。
(コード進行に関しては別項を読んで下さい)
また、頭で理解しているだけでは、とっさにフレーズが出てこないので、日頃からフレーズの練習も必要になります。

ここでは、コードに対応するスケールと、そのスケールを実践で使いこなす為の練習の仕方を解説します。

【メジャー・セブンス・コード】
今回は、「メジャー・セブンス・コード」と、それに対応するスケールを取り上げます。

メジャー・セブンス・コードは、根音・3度音・5度音・フラット7度音の4音で
できているコードです。

ダイアトニック・コードにあたり、曲進行の中での役割は、トニックもしくはドミナントが、この
メジャー・セブンス・コードになっています。(I△7とⅤ△7、Cをドとする時、C△7とG△7)
このI△7とⅤ△7は、コード進行の基本中の基本になります。(コード進行の項を読んで下さい)

【対応するスケール】
このコードに対応するスケールを探すには、コードの構成音が含まれているスケールを見つければいい、という事になります。
1度・3度・5度・7度にメジャー・セブンス・コードと同じ音が入っているスケール、それは「イオニアン・スケール」です。
これは、ふだん「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」として良く知っているスケールですね。(チャーチ・モードの項を読んでください)

このスケールをアドリブでただ上がり下がりして演奏しても、全く面白みがありません。
そこで、機械的な法則性を付け、フレーズにしてみます。

(→次に続く)


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