さらっと音楽理論~チャーチ・モード一覧(メジャー&マイナー一覧)
【メジャー・スケールから派生するスケール】
①イオニアン・スケールを基準にしたチャーチ・モード(教会旋法)
1.イオニアンスケール
2.ドリアンスケール
3.フリジアン・スケール
4.リディアン・スケール
5.ミクソリディアン・スケール
6.エオリアン・スケール
7.ロクリアン・スケール
(これらを順に、”イドフリミエロ”と覚えます!)
【マイナー・スケールから派生するスケール】
①ナチュラル・マイナー・スケール
ナチュラル・マイナー・スケールは、キーを変えたメジャー・スケールと変わりません。
たとえば、Cメジャー・スケール(Cイオニアン・スケール)とAナチュラル・マイナー・スケールは同じものです。
なのでナチュラル・マイナー・スケールから派生するチャーチ・モードの種類はメジャー・スケールと同じなので省略します。
②メロディック・マイナー・スケールを基準にしたチャーチ・モード
1.メロディック・マイナー・スケール
2.ドリアン・フラット・9th・スケール
3.リディアン・オーギュメンティッド・スケール
4.リディアン・フラット7th・スケール
5.ミクソ・リディアン・フラット13th・スケール
6.ロクリアン・ナチュラル9th・スケール
7.アルタード・スケール
③ハーモニック・マイナー・スケールを基準にしたチャーチ・モード
1.ハーモニック・マイナー・スケール
2.ロクリアン・ナチュラル6th・スケール
3.イオニアン・シャープ5th・スケール
4.ドリアン・シャープ11th・スケール
5.ハーモニック・マイナー・パーフェクト・5th・スケール
6.リディアン・シャープ9th・スケール
7.アルタード・ナチュラル・13th・スケール
要は、「マイナーのドレミファソラシドを12keyで吹ければ、小難しい名前のスケールは勝手に吹いている事になる」
という事です。
その中でも、まず「メロデイック・マイナーのドレミファソラシド」を真っ先に12keyで吹けるようになる事を強く
おすすめします!
理由は、最近のジャズで大事、と言われている
4.リディアン・フラット7th・スケール
7.アルタード・スケール
が含まれているのが、「メロディック・マイナー・スケール」だからです!
メロディック・マイナーは、ただ「ミ」の音をフラットさせただけのスケールなので、とっつきやすいマイナー・スケールです。
また、かなり大雑把にいえばメロディック・マイナー・スケールを覚えていれば、たいていのコード(メジャーコードでもm7♭5コードでも)にハメる事が出来るのです!
どれをどのように使うか、は後々憶えるにしても、とにかく「メロディック・マイナー12key」はかなり使えます。
このように各スケールによってアドリブに使う頻度は違いますが、とにかく基となるイオニアン(→ほぼナチュラル・マイナー)、メロディック・マイナー、ハーモニック・マイナーは
最終的にはすべて 習得しておいた方が良いです。
※ここでは、和声学的機能の面は考えずに、単純にアドリブ実践で使える考え方・解釈を書いています。