YAMAHAアルトサックスYAS-875EXの評価と買取相場【買取価格有】
目次
YAS-875EXの評価
「YAS-875EX」は、ヤマハ YAMAHA の最上位機種「カスタム」シリーズの1つです。
今現在「ヤマハ・カスタムシリーズ」にはPOPS、JAZZ系に人気の「YAS-82Z」、
そしてクラシック向きと言われる「YAS-875」と「YAS-875EX」の3機種がございます。
もともとYAS-875が「カスタム」として1988年に誕生しました。この当時には、カスタムはもう1つ、YAS-855というモデルもありました。
カスタム第一号のYAS-875は、当時「プロモデル」として定着しつつあったYAS-62とは違うコンセプト、という事でヤマハサックスが「世界に通用するサックスブランド」の地位を確立する
きっかけとなったモデルです。
そんなyas-875ですが、875は若干吹きにくい(抵抗が強い)という意見があり875EXが開発された、という経緯があります。
「遠鳴りし、しかも吹きやすい」というコンセプトなのがこのYAS-875EXです。
「音の個性」を追求するコンセプトのYAS-82Zと大きく2つに別れる事で人気を2分していますが、
個人的な感想を言うと、このYAS-875EXが「ヤマハ・サックスらしい」サックスだと思います。
例えば、フラジオが混じったフレーズなんかを吹く時、たいていのサックス(特に私のコーンなど)はどうしても出たり出なかったり…というギャンブル的な所があり5回の内1回は出ない音があったりします。
しかしこのYAS-875EXだとその心配がありません。
個人的には82Zより適度な抵抗感もあり、強い息を入れる傾向にある人にとっては、ピッチを安定させやすい気がします。
大ホールでの響き、という点ではヤナギサワの上位機種の方がもっときらびやかで目立つ音を出せるとは思いますが、
「どんな環境でも均一にコントロールできる」という点では、YAS-875,YAS-875EXに軍配が上がるでしょう。
買取価格は180,000円 2021年7月実績 S様
超美品の「YAS-875EX」を買取させて頂きました!
今回の依頼主であるSさんからお買取りは、今回で4本目となります^_^
Sさん!いつもありがとうございます!
今回の「875EX」は、2018年に購入された(買取当時)最新バージョンの個体で、
選定品の良個体でした。
しかも、Sさんはご購入後、試奏程度しか吹かれておらず、
「おお~っ!!」と声が出てしまうほどの綺麗な状態だったんです^_^
ただ、一部のタンポが劣化していて
隙間が空いていたので
調整が必要な状態でした。
結果的にSさんのご希望額には届きませんでしたが、
快諾して頂き
無事買い取ることが出来ました。
Sさん!ありがとうございました!
また、お気軽にお問い合わせ頂けると嬉しいです^_^
今後とも宜しくお願い致します!
買取価格は200,000円 2021年3月実績 K様
ご依頼主のKさんは、2020年12月にこの管体を新品購入されました。
使用回数は十数回とのことで、
新古品といってもいいぐらいのかなり綺麗な状態でした!
当店に入荷するYAS-875EXは綺麗なものが多いので
本当に有難いです^_^
Kさん!お売り頂きありがとうございました!
また何かございましたら宜しくお願いいたします^_^
買取価格は210,000円 2020年6月実績 O様
以前買取させて頂いた
「ヤマハ YAS-875EX アルトサックス」を紹介させて頂きます。
「YAS-875EX」は2002年の発売から、これまでマイナー・チェンジをしており
新旧2つのバージョンがあるのですが
2018年に購入されたこの個体は最新バージョンでした^_^(買取当時)
しかも、この個体はご購入時に
情熱大陸で一躍有名になった「上野耕平」さんに
選定会会場で実際に選定してもらったものでした。
「もったいなくてあまり使用しなかった」という理由で
依頼主のOさんはほとんど使用されてなかったので、
驚くほど綺麗なYAS-875EXでした^_^
「ほとんど使用されていない超美品」とういこともあり
かなり迷われていましたが
何とか折り合いが付き、無事お売り頂きました^_^
Oさん!お売り頂きありがとうございました!
買取価格は210,000円 2020年6月実績 T様
今回は、福岡県内にお住まいのTさんが
当店のホームページを見て頂き、
ご来店後査定させてもらった時の話です。
確認したところ、この管体は…
『第二世代』でした!最新バージョンです^_^(買取当時)
この管体は
Tさんが学生時代吹奏楽部で使用されていたそうです。
部活で使用されていた管体の場合、
ほぼ毎日練習する為
それなりに使用感のある管体が多いという印象があります。(個人的感想です^_^)
が、この管体はピカピカでした!
画像のようにかなり綺麗な状態なので
正直驚きました。
Tさんにお話しを聞くと
(謙遜はされていましたが)お手入れをしっかりされていたそうです。
やっぱりそうですよね^_^
この綺麗な外観+『選定書付き』ということもあり
当店としては頑張った査定額をつけさせて頂きました。
Tさんとなんとか金額の折り合いがついて
無事買い取ることが出来ました^_^
Tさん、ありがとうございました!
買取価格は207,000円 2017年3月実績 F様
今回は2015年モデルのYAS-875EXでした。
依頼主のFさんは吹奏楽の全国大会出場用にこのYAS-875EXを購入されたとの事。
今後はまた他の道を目指されるという事で査定のご相談を承りました。
当店では、もちろんヤマハのYAS-875EXは何度か買取経験があり、現在も2013年モデルの在庫があります(買取当時)。
この個体は2015年モデルという事で「最新モデル」になる訳ですが、人気機種は頻繁にマイナーチェンジモデルを発売するのがヤマハの「常套手段」なので、
このYAS-875EXも「875EXか」くらいの感じで試奏してみました。
すると…なんですか、この音ヌケ感は?!
まだ購入されて間もない状態なのに、ヤマハなのに…すごい「吹き込まれ感」です。
Fさんが全国大会レベルの練習で日々吹き込んできた、という事が一番の理由でしょうが、
個人的には今までヤマハの新品サックスに感じた事のない感覚です。
具体的には低音のレスポンス、サブトーンレベルの吹き込みでも繊細に反応してくれる感じがconnなどのオールドサックスに通じる安定感です。(もちろん出音は”ヤマハ”の音ですが)
そして試しにフラジオ域が絡むフレーズなど吹いてみると、すごく吹きやすい&フラジオ音が確実に出せます笑
これはYAS-82Zに近い各音の出しやすさ、フラジオ域までもが卒のない出音感。
いや個人的には82Z以上です。ものすごい出しやすいのに適度な抵抗感。そしてサイドキー周りが2013年までのモデルより格段に操作し易くなっています。
調べてみると、2015年版のYAS-875EXはU字管にヤマハの独自技術「音響焼鈍」を施してあるそうです!
だからこの音ヌケ感か!?しかし「音響焼鈍」はすでに82Zや480にも取り入れられています。
この人工的な音ヌケ加工とも言える技術は素材に熱処理をする事で製造過程で生まれる「金属ストレス」を極力抑える技術、との事ですがヤマハさんの独自技術らしく詳細は不明のようです。
それでもこれは裏をかえせば「音ヌケ」がサックスにとってやはり重要な要素、という事になると思います。
ヤマハは密かにこんな技術を研究していたんですね。確かに「音響焼鈍」導入後の480はかなり吹きやすいですが、(480にはネックにこの技術が取り入れられている模様)ここまでは「音ヌケ感」を感じなかったです…。
…という訳で、この2015年モデルのYAS-875EXは個人的には今までの875EX,82Zと並べて「第3のカスタム」として別機種で出しても良かったんじゃない?
という位の衝撃でした。(ヤマハさんと何の利害関係もない私が言うんですから間違いありません笑)
見た目は今までの875EXとほとんど変わらないのに…ヤマハ恐るべし笑
という訳で機種のポテンシャルに加え、短期間ながらここまでの操作感になるまで使いこまれた持ち主さんの相当な吹き込み時間に敬意を表し、
今回は文句なしの「Sランク査定」20万オーバーでの買取りとさせて頂きました!