買取り体験記:Kさんの分まで吹きこんでほしいヤナギサワ A-WO1 SP アルトサックス
【Kさんとヤナギサワ A-WO1 アルトサックスとの出会い】
以前サックス買取ラボふくおかで買取させて頂いたサックスを紹介させて頂きます。
ヤナギサワ A-WO1 SP(銀メッキ仕上げ) アルトサックスは、
前オーナーであるKさんにとって、とても大事な楽器でした。
元々鍵盤楽器を得意とされていたKさんは、学生のころからサックスへの強い憧れがあり、
8年前にテナーサックスを購入されてグループレッスンに通い始めました。
その後Kさんはソプラノサックスも手に入れました。
ヤマハのグループレッスンに参加されたKさんは、アンサンブルでの演奏に熱中していました。
しかし、自身が主に演奏していたソプラノやテナーサックスでは、アンサンブルの中でメインのメロディーを担うことが少なく、そのことからアルトサックスの購入を考えるようになりました。
そんな時に、Kさんは楽器選定会でこのヤナギサワ A-WO1 SPと出会いました。
師事していた先生から「貴方の求める音が鳴るアルトサックスはこれだと思う」と推薦され、
シルバープレートならではの真っ直ぐパーンと遠くにくっきり聞こえる音色に心を奪われ、
Kさんはこの楽器を選びました。
【サックスと共に過ごした日々】
ヤナギサワ A-WO1 SPを手に入れたKさんは、約2年半にわたって、この楽器を愛用されました。
この楽器は、Kさんにとって音楽の喜びを共有する素晴らしいパートナーでした。
ところが、3年前に病を患い体力的に演奏が難しくなったKさんは、
コロナ渦で所属していたアンサンブルチームが解散して演奏する機会がなくなったこともあり
愛する楽器を次のオーナーに託すことにしました。
サックスに対する深い愛情を胸に、当店に査定依頼をされました。
【査定プロセス:状態の評価と調整の必要性】
当店に届いたヤナギサワ A-WO1 SPは、非常に美しい外観でした。
しかし一部のタンポが閉じたときにはトーンホールとの間に隙間があり、
調整は必要な状態でした。
担当者が試奏させて頂いたところ、単音を強めに吹くと音は出せて問題ないのですが
弱めに吹くと、一部の音が響きがこもったような症状があり
この個体の本来の響きが出せていない、という印象でした。
査定結果をKさんに報告させて頂き
無事に買取させて頂きました。
【調整~販売プロセス:新しいオーナーへ】
買取後、アトリエ・パンパイプさんによる調整を経て、
ヤナギサワ A-WO1 SPは本来の素晴らしい響きを取り戻し、
音のつながりやレスポンスも大幅に改善されました。
調整されたヤナギサワ A-WO1 SPは、ネット上で公開された後、
一目惚れした方によりすぐに購入されました。
綺麗な外観でとても吹きやすい状態に仕上がっていましたので、
気に入られて大事にされていると思います。
【まとめ:サックス買取の専門性と情熱】
サックス買取ラボふくおかでは、ヤナギサワ A-WO1 SPの買取強化中です!
しばらく吹かず、調整にも出していないサックスでも喜んで買取させて頂きます。
当店では、買取後しっかり調整をして、次の方にも大事に使い繫いでもらいたいと考えております。
眠っているサックスがあれば、是非お気軽にお問い合わせ下さい。