セルマーの超ビンテージ!『アメセル』マーク6 の9万番台! テナーサックスを出張買取させて頂きました★
今回は大阪まで出張買取りに行って参りました!【Selmer Mark6 TenorSaxophone】
※お陰様で最近は買取り記事がたまってしまう程、忙しさに追われています。という訳、今回の買取記事は昨年の12月のものです。すみません!
今回は、なんと大阪まで出張買取りに行かせて頂きました!
買取りするサックスとは…なんとアメセルの9万番台、Mark6のテナーサックスです!!!
マーク6に詳しい方には大興奮の意味が分かって頂けると思いますが、9万番台の、しかもアメセルのテナー・サックスというのは
ビンテージのマーク6の中で最も人気が高く、最も希少なシリアル番台なのです。
しかも、このシリアルナンバー9万番台のマーク6テナーサックスは、今回買取りさせて頂くKさんが
アメリカの「Tenor Madness/テナー・マッドネス」というサックスの有名な専門店で購入した、というもの。
TenorMadnessは、現在知る人ぞ知るテナー界の実力者Chris Potter /クリス・ポッター氏(テナー・サックス奏者)も通うというお店です。
そして今回はホテルの1室にお邪魔しての音ヌケ査定となりました。
これがその超ビンテージ、シリアルナンバー9万番台のMark6 テナー・サックスです!
この年代のもので、これほどオリジナル・ラッカーが綺麗に残っている個体はなかなかお目にかかれません。
まさに「ザ・アメセル」といった、ほど良いラッカーの色やけ具合。そしてなんと、タンポ部のレゾネーター(メタル製)は、
TenorMadness社のオリジナル・レゾネーター仕様になっています!
吹かせて頂くと、さすがのシブい音。最低音部が若干バランスが崩れてやや音がだしにくいのが残念ですが、
(空輸の振動でバランスが崩れてしまった様です)
とにかく素晴らしい1品です!
売ってくださったKさんは、某メーカーの現地法人社長さんとの事。
見た目もとても若く、スマートで気さくな方で、とってもフレンドリーで素晴らしいお人柄です!
1年の大半は海外でお仕事されているとの事ですが、多忙な合間に気になるマウスピース工房やリペア工房、
そしてミュージシャンにも直接会いに行かれる、というかなりアクティブな方です。
査定の合間にもJoshua Redman/ジョシュア・レッドマン(テナー・サックス奏者)とお話されたエピソードや
故Michael Brecke/マイケル・ブレッカー(テナー・サックス奏者)のリペアマンの工房に行ったエピソードなどなど…
興味深いお話をたくさん聞かせて下さいました!
また、この9万番台Mark6以外にも、未だ日本未輸入メーカーのマウスピースなど、たくさん買取りさせて頂きました★
その他の買取りさせて頂いたマウスピースなども、後々記事にしたいと思っています。
Kさん、本当にありがとうございました!