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クランポン「スーパーダイナクションのシルバープレート」アルトサックスを試奏してきました

│ 2018年9月12日 │ カテゴリー: サックスを試奏してみたシリ-ズ

村越さん・音楽教室『ドルチェ』【神奈川】
今回は東京出張の途中で、以前買取りの依頼を下さった、村越さんというお客様に会いに行きました。

目次

クランポン・スーパーダイナクションのシルバープレート

某駅まで行けば迎えに来てくださるとの事で駅に行ってみると、村越さんが近づいてくるなり「ちかくなのでバイクで連れていきますよ」とバイクのヘルメットをかぶせられました(笑)

私はサックスのハードケースを抱えたままビック・スクーターの後部座席へ…

「めっちゃファンキーな方だ!」が私の第一印象です(笑)

村越さんは若い頃、クラシック・サックス界では有名な「ダニエル・ディファイエ」に師事された事があるそうで、現在は息子さんが運営されている音楽教室「ドルチェ」で理事をされています。

私は今回、初めてこのドルチェにお邪魔したのですが(村越さんとも初対面です笑)
突然のアポにも関わらず快く迎えてくださいました。

教室(本部)に到着すると、奥様やピアノ科の先生などみなさん初めてお会いするにも関わらずとても気さくに接してくださいました!

村越さんの音楽教室「ドルチェ」は現在、神奈川県下に4教室を展開されているそうです。

右が村越さんご本人です。左がご子息の村越『ドルチェ』代表です。

<↑右が村越さんご本人です。左がご子息の村越『ドルチェ』代表です。>

神奈川の音楽教室『ドルチェ』のHPはこちら

クランポンとご対面

サキソフォン科をはじめ、ピアノ、ベース、ウクレレ科などもあります。

その中でも村越さんをはじめ、代表の村越豊さん(村越さんのご子息)ともにサックス講師なのでサックスに特化されているようです。

…という訳で教室(本店)にお邪魔させて頂くなり、教室の部屋を案内してくださった後、いよいよクランポンのお披露目となりました。

村越さんのクランポン・スーパーダイナクション・シルバープレート

<↑村越さんのクランポン・スーパーダイナクション・シルバープレートです>

クランポン・スーパーダイナクション・シルバープレートとは

クランポンのスーパーダイナクションはS1(エスワン)、プレステージュと共に歴代クランポンの中で銘機と謳われるモデルです。

現代では見かけない、特にクラシックに特化した管体は、遠鳴りする上品で豊かな響きとストレートな独特の吹奏感が最大の特徴です。

現代ではこの歴代クランポン直系モデルが「SENZO」しか製造されていない(しかもアルトのみ)のが本当に残念です。

Crampon クランポン「SENZO」の記事はこちら

タンポはさすがに経年劣化が目立ちますが、外観は時代の割りに綺麗です。

サビや緑錆(リョクショウ)もなく、まだまだ使える状態です。

2番管とベルをつなぐ支柱は、まだクランポンのロゴが入っていない棒状タイプの支柱で、このモデルが初期型だという事が分かります。

棒状の支柱

そして目を引くのが右小指のC、D♯キィとテーブルキィの形状です。

ご覧のように通常のローラーが付いたテーブルキィと違います。

右小指のC、D♯キィとテーブルキィの形状

この一度見たら忘れられないキィはほんとうはS1の意匠としてクランポン・マニアの間では有名なものです。
それもS1の後期モデルでは消えてしまいます。

個人的にスーパーダイナクションでこのキィが採用されているモデルを見るのはこれが初めてです。

管体の「SUPER DYNACTION」の刻印が無ければS1だと勘違いしてしまう外観です。

スーパーダイナクションから既に次のS1の意匠はほぼ固まっていた、という事が分かる貴重な個体ですね。

当店で以前買取りさせて頂いたクランポンS1の記事はこちら

スーパーダイナクション・シルバープレートモデルの音

外観をじっくり堪能させて頂いてから、お次は音出しです。

タンポがかなりくたびれて見えるので、音は出るのかな…と思いつつ、教室の1室を貸して頂き音を出してみると…

すごい!めっちゃ出ます!そして音のつながり・伸びがとても良い!

スーパーダイナクションの通常モデル(ラッカー仕上げ)は何度も試奏した事がありますが、まったく吹奏感が違います。

低音から高音まで音が本当に「伸びる」という印象です。(部屋の音響を差し引いても)

スーパーダイナクションやS1、そしてプレステージュまでのモデルはクランポンの中で特に評価の高いモデルです。

その中でも「プレステージュ」は別格ですが、(高純度のブロンズを素材に持つ最高級モデル。
現在では製造されていません。現行モデルの「SENZO」がプレステージュの復刻的な位置付けです。)

実際に吹いてみて

ラッカー・タイプのモデルとは全く別物、とにかくここまで違うかという第一印象です。

村越さんのスーパーダイナクション・シルバープレートは、タンポが経年相応な状態なのですが
(村越さんすみません!!村越さんが今現在愛用されているのは別の機種なので当然です…)

それでこの鳴りという事は…。
クランポンおそるべし、です。

音の伸びと高音の粒立ち、そしてクランポンならではの管体の響きがちょうどSMLのゴールドプレートを吹いた時と似ている気がしました。

ただし吹きやすさと反応の良さは段違いでこちらの方が上です!

…とにかく素晴らしい個体でした。

村越さんには、こんな素晴らしい個体は売るのはもったいないです、とお話ししました。

感動しながら一通り吹いていると、村越代表の愛機も見せて頂く事に。

村越代表の愛機、ヤナギサワの特注シルバープレート

こちらはヤナギサワの特注シルバープレート!

お二人ともクランポンではなくてヤナギサワ党なんですね…。

とお話していると、実は村越さんにはご子息がもう1人いらっしゃって、その息子さんはなんとヤナギサワで「WOシリーズ」の設計・開発に携わっている方というから驚き!

WO開発チームの方々や、元T-スクエアの宮崎隆睦さんもよくこちらに顔を出されるそうです。
知らなかったとはいえ、すごい所にお邪魔できました笑

村越さんのもう1人のご子息

<↑村越さんのもう1人のご子息はなんとヤナギサワの『WOシリーズ』開発チームの方でした!
写真右端が村越さんです。>

撮影後、村越代表やピアノの先生とちょっと雑談させて頂いたのですが、なんだかめっちゃアットホームで始めてお邪魔した気がしません笑

すごく居心地の良い教室でした。

村越さん、村越豊代表との写真

<↑それぞれの愛機はヤナギサワのシルバープレート!村越さん、ありがとうございました!!>

そうして帰りも当然バイクの後ろに乗せてもらい駅へ(笑)

まとめ

ほんとうにお会いしてよかった!という村越さんでした。

村越さん、村越豊代表、そしてピアノの小粥先生、突然の訪問にもかかわらず本当にありがとうございました!

そしてみなさん、スーパー・ダイナクションのシルバープレートをどこかで見かけられた時は、ぜひぜひ試奏してみてください。

感動モノです。クラシックに限らずあらゆるジャンルで使えるモデルです♪

素晴らしいサックスと「ドルチェ」の皆さんでした!!


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