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中古サックスの選び方。初心者にもオススメ!新品にはない魅力

│ 2018年11月21日 │ カテゴリー: 中古サックスの魅力

中古サックスを選ぶ時の注意点

サックスが置かれた写真

みなさん、サックスを購入される時、まずは新品のサックスを探されると思います。

確かにサックスの魅力は、まずあの金色に輝く見た目ですよね。

ステージの照明を浴びてキラキラと輝くサックスを構えているプロ奏者の姿を見て、
「あの楽器なに?カッコいい!」
と衝撃を受けてサックスに興味を持った!という方がほとんどではないでしょうか。

そういう私も、最初はあのサックスの派手な外観に惹かれてサックスを始めました。

今回は、中古サックスの選び方について書きたいと思います。

 

<突然ですが、ここで当店の在庫情報です>——–

現在販売している中古サックスは以下のショップでご確認ください。

ヤフオク! (ヤフーオークション)

サックス買取ラボ販売部 (公式ネットショップ)

調整中で出品していないサックスもございますのでお探しのものがありましたらお気軽に店舗へお問い合わせください。

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目次

私がサックスを始めたきっかけは

私がサックスを初めて触ったのは、高校1年の時です。
中学くらいから音楽に興味を持ち始めて、バンドマンに憧れましたが、ギターやベースやドラムはなんだかハードルが高い気がしていました。

ある時、ある洋楽のポップスバンドにサックスを吹く人がいたんです。
みんな電気楽器なのに、1人だけ吹奏楽で見るような楽器を構えていて、しかも曲の間奏で前に出てきて間奏が終わると後ろに引っ込むサックス。

とてもラクなのに目立つ「おいしいポジション」に見えました笑

曲の途中からしか参加しないのに、楽器をぶら下げているだけでキラキラと目立っています!
意識しないと気が付かない存在ですが、意識しだしたらメッチャ目に飛び込んでくる!

こんなおいしい楽器はない!とその時思いました。笑

そういった事で、やっぱり最初はキラキラ度が一番高い綺麗な新品のサックスに惹かれるのは当然です。

でも実際にサックスを始めると、特にポップスやジャズを演奏する人はほとんどがラッカーがはがれたような、くすんだ中古サックスに落ち着きます。

これはなぜでしょうか。

私自身も、現在は中古サックスを使っています。
(仕事柄、マウスピースのチェックなどで綺麗なサックスも使っていますが)

実は、中古のサックスには新品の、見た目のキラキラ感を犠牲にしても余りあるメリットがあるんです。

初心者にも知ってほしい中古サックスの魅力

ここで断言しますが、サックスは(管楽器全般に言えます)

「中古は新品のおふるではありません!」

「中古サックスには新品サックスには出せない音が出せます」

この2つはどういう事でしょうか。

家電製品などは、新商品・現行商品がその時点で一番優れている商品ですが、サックスの世界は「ビンテージ」が存在するように、必ずしも「現行品を持っていれば間違いない」というものではありません。

それどころか、「古いサックスでなければ出せない個性」というのがあります。

ここで中古サックスに関する正しい知識を身に着けて、ぜひ初心者の方にも新品と中古を同等な目で判断する基礎知識を身に付けてもらたいと思っています!

そして自分の理想の音~サックスに巡り合って欲しいと思います!

↓中古サックスがなぜ素晴らしいか?については以下の記事でも詳しく解説しています。

サックスは中古が最強!説【新品よりも中古のわけ】

吹きやすく個性的な音が中古のサックスの良さ

サックスというものは、基本的に新品の時が一番吹きにくく、長く吹き込む事で操作しやすく、また吹きやすくなってくる楽器です。
(楽器は全てそうかも知れません)

最近では、最初から吹きやすいサックス、という機種もあります。
そんな機種でも、やはり使っていくうちにさらに吹きやすく、よりコントロールしやすくなっていきます。
(最初から吹きやすいと、長く使っていくうちにくたびれてしまうサックスもあります)

以上の事実をまとめると、こうなります。

  1. 新品サックスは息の抵抗感とキィのバネの抵抗感が強い
  2. それに対して中古サックスは息の抵抗感・バネの抵抗感がこなれている
  3. 以上の理由から、新品サックスは大きく、ハッキリした音を出しやすい

つまり…
中古(使いこまれた楽器)サックスは新品サックスよりも息の強弱に反応してくれる物が多い
また、キィ操作も適度に軽くなっているものが多い

という違いがあります。

新品と中古の比較をしている表

このように、演奏スタイルによって「新品の方が得意」なものと「中古の方が得意」なものに
分けられるんです。

良い中古サックスの選び方

しかし中古サックスであれば、なんでもよい訳ではありません。

中古サックスは大きく分けて2種類あります。

  • 1 「新品の時から安いサックス」の中古
  • 2 「新品当時は高かったサックス」の中古

1の場合は、新品として販売された当時から「コストダウン」をはかっています。

つまり、最初から「比較的安い部品、省略した機構」を採用したものが多いので耐久性や音の響きを犠牲にしているものがあります。

ですので、当然長く使ってるとくたびれてきてしまいます。

これは家電などと同じ傾向です。

それに比べ2の場合は、単に古くなって値段が落ちている…つまり当時は妥協なく造られているので耐久性が高く、修理や調整がきくものが多いです。

ここで扱う「中古サックス」とは、2のサックスを指します。

中古サックスの最大のメリットは「吹き込まれていること」

中古サックスの最大のメリット…これは「既に前のオーナーによって吹き込まれていること」です。

最初にサックスは「新品のものほど一般的に吹きにくい」と言いましたが、良い中古サックスは、前のオーナーさんがしっかりと吹き込みをしてくれているお陰で(これがビンテージ・サックスといわれる物になると、何代ものオーナーさんに吹き込まれている訳です)吹きにくいけど音や響きが良いサックスが、手に入れた瞬間から吹きやすい状態になっている…という現象が起きるわけです。

これを体感した事があるサックス・プレイヤーは、これを「サックスが育つ・サックスを育てる」と表現します。

長く使えるサックスの新品価格帯

ここまで理解して頂ければ、新品サックスを購入する場合でも、将来「育つ」サックスを手に入れる事が後々サックスを数倍愉しめる、という事がわかって頂けると思います。

では、永く使えるサックスの適正価格とはどれくらいでしょう。

価格帯でいうと、きちんと調整されたもので

  • アルト、テナーで最低予算で10万~20万円あたり
  • ソプラノ、バリトンで最低予算15万~20万円あたりです。

もっと安い価格でオークションなどで見かける事も多いと思いますが、そういった個体は基本、無調整だと思った方が良いです。

  • 10万前後だと新品時に中堅モデルとして販売されていたモデル
  • 20万前後だと新品時に上位モデルとして販売されていたモデル

を狙えると思います。

ただし、しっかりとした調整にはそれなりのコストがかかります。
きちんと手入れされた「良い中古」を求めるならこの金額+5万~10万位の予算幅は持たせた方が良いです。

中古サックスを選ぶ時のチェックポイントは

では、サックス購入の時に最低限必要なチェックポイントは何でしょうか。

それは以下の3つがあげられます。

ポイント1 音程

ドレミファソラシドが出ても、音によってピッチがおかしい場合があるので注意しましょう。

ポイント2 キィのガタつき・造り→修理可能か

安いサックスだと、演奏しているうちにキィが外れてしまうようなものもあります。

指貝がとれてしまったり、接着してあるパーツがはずれたり…という事はまた接着すれば良いのですが、ネジ部がしょっちゅうゆるんでしまう、大きな音で演奏し続けると振動でネジ部がゆるんでキィが外れる、といったものは構造的な問題なので、ずっと不具合とつきあっていかなければいけないという事にもなりかねません。

また修理が必要な時、上手くバラす事ができない作りになっているものもあります。

有名なメーカーのものだとまずそういった事はないのですが、はじめから安く売られているサックス、例えばケルントナーなどのサックスは修理屋さんから「バラして修理するより新しいサックスを買った方がいいよ」などと言われてしまう事もあります。

また、バラして修理する事を想定していない(その方が楽器を安くつくれる為)ものもあります。

ポイント3 音のつながり

これは中級プレイヤー以上の見分けポイントです。初心者の方は自分では見分けるのが難しいポイントです。

単音で音は出るが、曲を吹くとうまく音が出てくれない、音と音とのつながりが悪い…などといった事になります。

安く質の悪いメーカー製サックスの特徴

以上を考えると、例えばアルト・サックスで3万を切るようなサックスは以下のようなコストダウンを行っているものが多いです。

  1. タンポがゴム製など革製でない。
    (サックス修理屋さんでは、通常革製のタンポしか用意していないので、全タンポ取り替えとなってしまう)
  2. キィの連動機構がうまく働かない。
  3. 吹いていると、管体の振動でキィなどがポロポロと取れてくる。

修理で一番お金がかかる個所

サックス修理で一番お金がかかる所ーそれは、タンポ交換です。へこみやキズはお金が出来た時に修理すればよいですが、タンポの不具合は、直接音出しにかかわってくるので後回しにできません。

中古サックスは外観が綺麗でもタンポがダメになっている、という場合も多いです。
見た目が大丈夫そうでも、硬くなっていてちゃんとトーンホール(穴)をふさいでくれない状態のサックスも良く見かけます。

タンポがダメになっていると音が伸びない、出しにくい音があって、単音のばしだとなんとか出るが、フレーズとかを吹くとその音だけカスれてしまうーなどの症状はタンポの劣化と、それによって調整のバランスがくずれている証拠です。

タンポは全部交換でなんと10万位かかります。

まとめ

いかがでしょうか。

中古サックスが実は新品サックスとは違う魅力を持っている事がおわかり頂けたでしょうか。

ただし、もともとしっかりと作られたサックスが古くなっている、という中古に限ります。

もう1度、今回のポイントをまとめます。

中古サックスのメリット

  1. 音が出しやすくなる、味のある音が出るようになっている。
  2. キィのバネが適度に柔らかくなっている
  3. 現行品にはない音個性を持った機種がある

ただし、中古サックスは注意して選ばないと以下の危険なポイントもあります。

中古サックスの落とし穴

  1. 整備されているか
    • a.音程はくるっていないか
    • b.壊れているキィなどないか
    • c.タンポの劣化具合は?
  2. もともと安く造られたサックスではないか

安いから、だけではなくて現行サックスにはない魅力を求めて中古サックスを探す場合は、上記の注意点に気をつけながら選ぶようにしましょう。

↓また、以下の記事でさらにツウな中古サックスの選び方をまとめています。参考にしてください。

中古サックスの選び方【上級編】機種と製造年・シリアルナンバーで選ぶ

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現在販売している中古サックスは以下のショップでご確認ください。

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調整中で出品していないサックスもございますのでお探しのものがありましたらお気軽に店舗へお問い合わせください。

 

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